1. 概要

2022年に発足した東京藝術大学と浦安市が共同で行う浦安アートプロジェクト「浦安藝大」では、浦安市が抱える社会課題について、アーティスト・市民・大学・行政が共に取り組んでいます。浦安藝大のプログラムのひとつに、未来の担い手である浦安市内の子どもたちが、社会課題について「問いを立て、考え、対話し、つながる力を育む」ことを目的とした「こどラボ」があります。

「こどラボ」では、浦安市内の園児または小中学生を対象としたワークショップを通じて、作品・音楽・パフォーマンスなどを子どもたちと共に制作・発表するアーティストを広く募集します。本企画は、子どもたちが社会課題を“自分ごと”として捉え、楽しみながら考え、対話し、「楽しく問い続ける力」を育むことを目指しています。ジャンルや表現方法は問いません。子どもたちの視点や感性に寄り添いながら、対話を通じてともにかたちにしていく、共創的な関わり方を大切にしています。制作された成果は、今年度の浦安藝大の成果展(11月を予定)において、何らかの形で発表していただくことを予定しています。


2. ワークショップ実施時期

2026年8月〜11月


3. ワークショップの対象者

浦安市内の園児、小学校1年生〜6年生、中学校1年生〜3年生
※採択後に浦安藝大事務局と協議の上、対象年齢や実施場所の調整を行います。


4. 選考で重視する観点

審査および選考は、以下①〜⑦の観点により行います。

① 浦安藝大が抱える社会課題に関して内容や着眼点に独創性があり、子どもたちの未来に繋がることが期待される。
② 浦安市の地域性や場所性を踏まえた企画である。
③ 公共空間や多様な場への展開可能性を有する。
④ 芸術の特性を生かした実践が期待される。
⑤ 市民参加・共創の設計が具体的に検討されている。
子どもたちだけでなく、市民がどのような関わり方で企画に参加できるか、その役割や関わり方(例:ワークショップ運営補助、広報物制作への参加、地域での展開協力等)が具体的に示されている。
⑥ 地域内外の連携可能性(企業・団体等)が検討されている。
浦安市内の企業、学校、福祉施設、文化団体、地域団体等との連携の可能性や、そのジャンル(例:教育、福祉、環境、商業、まちづくり等)が具体的に想定されている。
⑦ 予算の積算が妥当であり、実施に必要な条件が準備できていると見込まれる。


5. 募集テーマ「浦安市の抱える社会課題」

下記のいずれか、または幾つかの課題にまたがる企画を募集します。

①いろいろな人と仲良くできることを考えよう(多様性を踏まえた共生社会の推進)
 価値観や文化、生活背景の多様化が進むなか、子どもたちが「自分とは違う考え方や個性」に触れる機会はますます重要になっている。一方で、学校や家庭での日常生活では、多様な他者と深く関わる機会は必ずしも多くなく、自分とは異なる価値観や考え方を実感する場面は限られている。
「相手を否定せずに受け止めること」や「自分の思いを伝えること」は、人と関わるうえで欠かせない要素である。また、違いや分かり合えなさを「問題」としてではなく、「新しい発見」や「表現の種」として捉えることで、自分自身や他者への見方が広がる可能性がある。
本テーマでは、多様な人との出会いや関わりを通して、子どもたちが他者との違いや共通点について考え、新たな視点に出会うことを期待する。

②いつものまちを新しくみよう(地域資源の再発見と愛着の醸成)
 
子どもたちにとって身近な風景や場所は、まちへの愛着を育む重要な要素のひとつである。また、子どもの感性で見つけた「こどもにとっての浦安らしさ」は、大人が気づきにくい、あるいは固定化されたイメージだけでは見つからない「新たな浦安の風景や魅力」となり得る。
普段見慣れている場所も、見方や関わり方が変わることで、まったく違う風景として立ち現れることがある。子ども一人ひとりの発見や視点は、まちを捉える新たな手がかりとなり、自分と地域との関係を見つめ直すきっかけにもなり得る。
本テーマでは、身近なまちを観察し、想像し、表現することを通して、子どもたちなりの「浦安らしさ」や地域の魅力を発見する機会の創出を期待する。


③みんなが好きな楽しい場所にしよう(公共空間の魅力向上)
 市内には、道路高架下や公園の一角など、十分に活用されていない公共空間が存在し、その魅力や可能性を活かしきれていない場所がある。例えば、357号浦安インターチェンジの高架下の道や入船アンダーパス、高洲アンダーパスの人通りが少ない場所では、落書きが繰り返し発生するなど景観が悪化している状況があり、その魅力を充分に活用できていない。
一方で、公共空間は多くの人が共有する場所であり、見方や使い方によってその印象や価値は大きく変化する。子どもたちの自由な発想や想像力は、普段見過ごされている場所の新たな可能性を見出す視点となり得る。
本テーマでは、子どもたちとアーティストが身近な公共空間を観察し、「どんな場所だったら行ってみたくなるだろう」と考えることを通して、人が集いたくなる場や空間のあり方について想像を広げることを期待する。

※浦安藝大のこれまでの活動および、去年の子ども向けワークショップ公募プログラムの活動については、下記ウェブサイトをご覧ください。
・浦安藝大公式ウェブサイト 
https://urayasu.geidai.ac.jp/
・昨年度の子ども向けワークショップ公募プログラム「URAKKO LAB」で採択されたワークショップの様子
https://urayasu.geidai.ac.jp/projects/urakko_lab/


6. 採択予定件数、助成金額、助成対象経費、助成金の使用方法

【採択予定件数】 
3件

【助成金額】
1件につき30万円以内
※ワークショップの実施および展示・撤収までの費用を含む
※申請額よりも助成額を減額して採択する場合があります。
※採択予定件数は、各社会課題ごとに原則1件

【助成対象経費】
消耗品費、印刷費、翻訳費、旅費、業務委託費、通信運搬費、広告宣伝費、 使用料/借料(会場費や機材レンタル)、感染症対策費 
※研究環境整備用の備品(空調機器, 机, 椅子, 棚など)は購入できません。
※飲食費・交際費(手土産代など)はいかなる場合も対象となりません。 
※企画申請者(代表者)本人に対して業務委託費や謝礼は原則支払えません。 
※換金性の⾼い物品(パソコン, タブレット, カメラ, 録画・録⾳機器, テレビなど)及び取得価額が消費税込 10 万円以上の物品は購⼊できません。

【助成金の使用方法】
大学の会計事務を通じて物品等の発注や支払い処理を行います。
※採択通知前に発生している経費には助成金を充当できません。


7. 応募資格

・東京藝術大学の学生または卒業生。
※学部・大学院・専攻は問いません。科目等履修生は対象外となります。研究生は可。
・採用決定後、事務局との連絡および企画実施・撤去に至るまで責任を持って遂行できる個人またはグループ。
・年齢・国籍等は不問。
※応募は1人1点まで。


8. 募集分野

東京藝術大学に関連する芸術資源(美術、音楽、映像、身体表現、アートプロジェクト、研究、資料など)を活用し、社会実践を試みる企画。表現形態(ジャンル)は問いません。


9. 提出物・提出方法

応募書類のダウンロードはこちら

①申請書
所定様式:PDF化したデータ

②予算書
所定様式:Microsoft® Office Excel

③実施企画書
所定様式:PDF化したデータ。企画概要を分かりやすくまとめたもの。
作成方法は手書きを含め自由ですが、提出の際は PDF 化してください。

※様式は変更しないでください。
※上記の提出物のほか、任意でポートフォリオ等これまでの活動をまとめた資料の提出も可能です。ファイル形式はPDFデータ、ファイル名は「氏名_参考資料」にしてください。(ファイルサイズ:最大10MB)
※これまでの活動が載っているウェブサイト、SNSアカウントの提出が可能です。(任意)応募フォームにURLを記載してください。

【提出方法】 上記提出物を下記応募フォームよりご送信ください。 
応募フォーム:https://forms.gle/NcuBjRWcus9Kr28Y8


10. 応募期間

2026年6月16日(火)10:00 〜 7月10日(金)23:59


11. 審査

【審査スケジュール】
募集期間   2026年6月16日(火)10:00 ~ 7月10日(金)23:59
審査     2026年7月下旬
採択者発表  2026年7月下旬以降に浦安藝大の公式HPで発表します。
※企画採択者のみ、詳細をメールでお送りします。

【審査員】
日比野 克彦(東京藝術大学長)
伊藤 達矢(東京藝術大学社会連携センター教授)


12. 応募にあたっての注意事項

・学生が申請する場合、指導教員の承認を得てください。
・応募者の企画及び本募集に関連して浦安藝大に提供いただく資料(応募に際してご送信いただいた提出物を含みます)(以下、総称して「応募作品」といいます)に関する著作権は応募者に帰属しますが、応募者は、浦安藝大が、応募作品をウェブサイトに掲載するなど、本公募プログラムに関連する範囲で応募作品を利用することを許諾するものとし、かかる利用に対して、著作者人格権を行使しないものとします。
・応募者は、ウェブサイトに掲載されるなど、応募作品及びアーティスト名が浦安藝大によって公表される可能性があることを認識し、かかる公表につき同意するものとします。
・応募者は、応募作品の一部あるいは全部が、第三者の著作権その他の権利を侵害しないことを保証します。また、応募者は、本公募プログラムへの参加にあたり、キャラクター、雑誌や書籍、ウェブサイト上の作品など第三者の著作物を使用しないものとします。応募企画が第三者の著作権その他の権利を侵害するおそれがあると判断した場合には、応募者の応募及び企画採用を取り消すことがあります。
・本公募プログラムにおいて取得した個人情報は、東京藝術大学のプライバシーポリシーに従い適切に管理し、運営に必要な範囲に限り使用いたします。・ワークショップや子どもたちとの活動の際に、撮影・取材・インタビューを行わせていただく場合がありますので、ご了承ください。


13. お問い合わせ先

浦安藝大事務局
urayasu_art_project@ml.geiadi.ac.jp


募集要項のPDF版はこちら