子どもたちがアーティストとともに、浦安のまちや社会の課題について考え、表現する「こどラボ」。このたび、今年度に実施するワークショップ企画公募の採択者が決定しました。
応募対象は東京藝術大学の学生・卒業生で、多数の意欲的な企画が寄せられました。どの企画も創意工夫にあふれ、子どもたちの新たな発見や学びにつながる可能性を感じさせる内容でした。その中から、日比野克彦学長、社会連携センター長・伊藤達矢教授による審査を経て、3件の企画が採択されました。


採択アーティスト

浅野ひかり
(現代美術)
2023年グローバル・アート・プラクティス専攻 修了

1996年生まれ。美術作家。2019年東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業。2023年東京藝術大学美術研究科グローバル・アート・プラクティス専攻修了。鑑賞者同士のコミュニケーションを誘発するような作品制作を行っている。過去作では、必要不可欠ではなくなってしまった「和室」に着目し、鑑賞者が体験できるような立体作品を発表。代表作は《丸い地球の模様替え》(Artの力賞 受賞)、《Tatami》(sanwacompany Art Award 2024 ファイナリスト)、《四畳半を想う》(平成藝術賞、CAF賞 ファイナリスト)など。

東弘一郎
(立体、パフォーマンス)
2025年 美術研究科 美術専攻 先端芸術表現領域 博士後期課程 修了

1998年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了、博士(美術)。2025年より筑波大学芸術系助教。人の力で動く仕組みを取り入れた大型彫刻や公共芸術を国内外で制作し、職人や技術者、地域住民との協働を通して、異なる技術や経験が一つの作品へ結びつく過程を探っている。筑波大学では、学生が地域の歴史や文化を調査し、住民や団体との対話から参加型作品を企画・制作・発表する教育実践に取り組む。代表作に《無限車輪》《人間エンジン》《風車輪》など。野村美術賞、藝大アートフェス学長賞ほか受賞。

ニカモトハンナ
(パフォーマンス・ワークショップ)
2017年 先端芸術表現科 卒業

1991年神奈川県生まれ。東京藝術大学先端芸術表現科卒業。在学中はアートユニット「野台」のメンバーとして、場や人との関係性をテーマにした参加型作品やパフォーマンスを制作。2017年より、地域活性、防災、障がいとスポーツなど、社会課題をテーマにした企画・プロデュースを行う。現在は、「想像力」や「問い」をテーマにした対話型ワークショップを企画・実践し、新たな場づくりを行っている。


今回の審査では、ユニークな発想に思わず笑顔がこぼれる場面も多く、子どもたちの自由な発想や主体性を引き出す多彩なアイデアに触れることができました。惜しくも採択には至らなかった企画も含め、どれも魅力的な提案ばかりで、審査員にとっても非常に悩ましい選考となりました。

採択された3名はいずれも1990年代生まれの若手アーティストであり、東京藝術大学先端芸術表現科で学び、それぞれが地域や社会と関わるアートプロジェクトを各地で実践してきました。これまで培ってきた経験や視点が、浦安というまちでどのような新しい表現へとつながっていくのかが注目されます。

ワークショップは10月から11月にかけて開催予定です。子どもたちとアーティストが出会い、浦安ならではの新しい学びや表現が生まれる機会となることを期待しています。詳細は後日ウェブサイトほかで公開予定です。
どうぞお楽しみに!