ファッションは、社会的孤立の問題に対してどのようなアプローチができるでしょうか?

2023年度から浦安市で始動した「拡張するファッション演習」は、浦安市民を対象に、ファッションの対話的・協働的な側面に光をあて、個々人のためのデザインについて、アップサイクル(廃棄された・廃棄間近な素材や、古着の再利用)等を経由して思考・実践する試みです。

アートプロジェクトに装いを導入する活動で知られる美術家・西尾美也が主宰する授業形式のコミュニケーション型アート作品に、書籍『拡張するファッション』(2011)でファッションを多分野にひらく提案を行った林央子と、衣服への触覚的な欲望やケアとしての衣服といった観点からファッション研究を行う安齋詩歩子が参入した3年間のプロジェクトも、本年で最終年度を迎えます。

本成果展では、これまでの活動の中で生まれた作品や記録を通じて、アーティストと参加者の3年間の歩みを紹介します。ぜひ会場でご覧ください。

【展示概要】

浦安藝大「拡張するファッション演習」成果展 2023-2026
・会 期:2026年2月3日(火)〜2月8日(日)
10:00〜17:00(最終日は16:00まで)
※2月4日(水)は休館
・会 場:市民プラザWave101 多目的小ホール
・入場料:無料

【拡張するファッション演習  プロジェクトメンバー】
◯ディレクター
西尾美也(美術家、東京藝術大学准教授)
装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目したプロジェクトを国内外で展開。ファッションブランド「NISHINARI YOSHIO」を手がける。

◯キュレーター
林央子(著述家、編集者、研究者)
兵庫県西宮市を拠点とし、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション博士課程にて、ファッションとアートの中間領域を研究中。著書に『拡張するファッション』『わたしと「花椿」』ほか。

◯リサーチャー
安齋詩歩子(ファッション研究者)
東京工業大学博士後期課程在籍。「衣服への触覚的な欲望」「ケアとしての衣服」を軸に、オルタナティヴなファッション研究の可能性を模索している。

【アーティスト】
2023年
L PACK.、BIOTOPE、矢野悦子、北原一輝、石井大彰、i a i / 居相

2024年
BIOTOPE、haru.、L PACK. 、北原一輝、河野詩織、Shota Mitsuoka

2025年
北原一輝、河野詩織、キム・ソヒ

2023-2025 リーフレットデザイン&公式キャラクター「ののぽ」デザイン:BIOTOPE