入船小学校にて、浦安藝大によるキャリア教育プログラムの一環として、授業を実施しました。今回は、作品を鑑賞し、その中から自分なりのタイトルをつけてみることを通して、作品と向き合いながら自分の視点を見つけていく時間となりました。

授業では、美術作品が印刷されたパネルの中から、「絵画」「彫刻」「工芸」といったジャンルを手がかりに、自分の気になる作品をひとつ選ぶところからスタートします。こどもたちは作品をじっくりと観察し、色や形、雰囲気、気になる部分などを手がかりにしながら、自分なりのタイトルを考えていきました。

同じ作品を見ていても、感じ方や注目するポイントは人それぞれ。どこに興味を惹かれたかによって受け取り方は大きく変わります。例えばゴッホの「夜のカフェテラス」を選んだ生徒の中には、星空に目を向けてタイトルを考える人もいれば、にぎやかで華やかな雰囲気から「パーティー」というタイトルをつける人もいました。それぞれの視点の違いが、タイトルの違いとして表れていきました。


完成したタイトルはキャプションとして作品の周りに展示し、小さな“みんなの美術館”ができあがりました。その後は、一人ずつみんなの前で「なぜそのタイトルにしたのか」を発表。自分の感じたことを言葉にし、他の人の見方にも触れることで、作品の見え方がさらに広がっていきます。
この授業を通して、こどもたちは「作品を見ること」そのものが創造的な行為であることや、ひとつの作品にも多様な見方があることを体感しました。

浦安藝大では、今後もこうした体験を通して、こどもたちが多様な視点や価値観に触れながら、自分なりの「興味」や「問い」を見つけていくきっかけをつくっていきます。
